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社会的スタイルの解説~遊離型

こんにちは、10月になり一気に秋の天気となりました。
朝晩の気温の差も大きいので、体調にはくれぐれもご注意ください。


エニアグラムでいうところの社会的スタイルの説明の第3回目です。
精神科医カレン・ホーナイが、人が内的葛藤を解決しようとしたときに
どういう方法を取るか、ということを3パターンに分けたものです。
9タイプは必ずこれら3つのパターンのどれかに当てはまると言われています。


今回説明するのは「遊離型」
ここに属するのはタイプ4、5、9です。
元々ホーナイは「他者から離れる」タイプと呼んでいました。
このタイプは自己(意識)と無意識の間にはっきりとした境界がありません
遊離という言葉のとおり、ぼんやりふわふわとした夢の中に漂う無意識が
突然浮上して意識に上ったり、また無意識に溶け込んだりします。
他のタイプのようなはっきし発動する自意識や、強固な超自我という支えはありません。


たとえば彼らが部屋に入ってきたときの感覚は「私と合わない」です。
「自分とは関係ない、自分はここにいる人たちとは違う」という違和感や一歩ひいた感覚を持ちます。
彼らはストレスに対して、この一歩引くという形でそれぞれ対処します。
世界から自分を切り離し、夢想の中に入っていくのです。
そこが一歩前へ出ることで対処する自己主張型や、上からコントロールすることで対処する追従型との違いです。


タイプ4はハートセンターですので、人から自分がどう見られているか、という
関心のもたれ方には意識が向きます。
そこで彼らは「私はあなたたちとは違う」という雰囲気を前面に出します。
自分がそう感じているので他者にもそう見てほしいのです。
これは現実とは違うかもしれませんが、タイプ4が逃げ込みたい「空想の自己像」です。
タイプ4はわざわざ他者には理解されにくいポーズを取ります
目立つように端っこに行ってみたり、よそよそしい態度を見せ付けたり。
気分が乗らなければ、自分だけその場をさっさと離れてしまいます。
特にこのタイプは社会的な義務感も薄いからです。


タイプ5も他者との違いをはっきりと意識します。
彼らはタイプ4とは違い、場を客観的・俯瞰的に捉えることで安全を得ようとします
たいていは全体を見渡せる/把握できる場所に落ち着きます。
もともと誘われても出てこないのがタイプ5ですから、出てきた以上は何となく場にはいて、
そのまま全体や人々を観察しています。
新しい情報を与えてくれる人がいれば、楽しく話もしますし、あからさまに退屈そうにはしません。
その方がタイプ4のように目立つより、安全だと考えるからです。
記録係などの場を俯瞰できる役割を与えられれば、もう少し社交的に場になじむでしょう。
そうやって頭を働かせ続けることで、彼らはストレスを締め出すのです。


タイプ9は一見逃避しているようには見えません
その場を楽しみ、場に馴染み、積極的に関わっているように見えますし、本人も実際そうだと感じています。
ただ、場に対して一定の心理的距離を保っているのがタイプ9です。
誰かと話して、頷いたり笑ったりしながら、無意識に帰ったら何をしようかとか
何てつまらない話だろうと意識だけが完全に引き下がっていることがあります。
タイプ9は相手に合わせながら、自分は何もせず安楽で居心地のいいところへ退避しています。
タイプ2の進んで相手に関わろうとする姿勢とは全く違うのですが、
一見愛想が良く見えるので、大半の人たちはタイプ9が関わっていないことに気づきません
逃避が過ぎてあからさまに反応が鈍くなると、周囲にも分かるようになるかもしれません。


彼らは「いま、ここ」に留まることが特に難しい人たちです。
いともたやすく想像やイメージの世界に入って行けるので、そういう安全なところから
辛い現実に出て行き行動を起こすことに対して非常に高いハードルを感じます。
しかし実際に生きている以上、外側との繋がりを持たないわけにはいきません。
自分と世界はつながっているという感覚を持つためには、それぞれのタイプに合った
トレーニングが必要になります。
勿論、彼らの豊かなイメージの世界がそのことによって消えてなくなることはありません


以上で、社会的スタイルの説明は終わりです。いかがでしたでしょうか。
次回はまた別のお話をしようと思います。
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テーマ : モノの見方、考え方。
ジャンル : 心と身体

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No title

私はずっとタイプを迷ってますが、
ここを見て笑ってしまいました。

>タイプ9は一見逃避しているようには見えません。
その場を楽しみ、場に馴染み、積極的に関わっているように見えますし、本人も実際そうだと感じています。
>ただ、場に対して一定の心理的距離を保っているのがタイプ9です。
>誰かと話して、頷いたり笑ったりしながら、無意識に帰ったら何をしようかとか
>何てつまらない話だろうと意識だけが完全に引き下がっていることがあります。

>何てつまらない話だろうと
これ、私だw
つまらないと思うので7かもしれないとか思ってしまってましたが。

コメントありがとうございます

9(仮)様
コメントありがとうございました!7だったらつまらない話だなと思ったらうまくかわして逃げちゃいますね。だってその間にもっと面白い話を探したほうがいいって考えるから。
つまらないけど悪いなあ~なんて思いながらどんどん意識が別の居心地のいいところへさまよってしまうのがタイプ9です(^^)
プロフィール

whitebellsweet

Author:whitebellsweet
武蔵国府在住の兼業主婦。
エニアグラムコーチングの
インストラクター過程修了。
タイプは3w2。
ワークショップやセミナーの予定は
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趣味はベランダでのバラ栽培。
音楽(HR/HM、プログレ、古楽など)。
フィンランドのとあるバンドが大好きです(^^;;

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